健康な長寿を目指して
―胎生期からの成長・成熟・老化の機構の研究―
公益財団法人
健康加齢医学振興財団
理事長挨拶
健康と長寿は、与えられた命を精一杯生かす全ての人の願いです。幸い日本人は世界のトップの平均寿命を達成しましたが、健康寿命はそれより10年も短いのが現状です。
人が加齢に伴って患う最も多い疾患は高血圧で、それによりおこる脳卒中は寝たきり、認知症の原因で健康長寿を妨げます。高血圧を人の様に、遺伝と環境が関与して発症するラットを開発し、基礎研究で予防治療医学にも貢献された岡本耕造先生の功績を記念して創設された「成人血管病研究振興財団」は、京大総長をされた岡本道雄理事長により発展し、遺伝、環境の相互作用で発症する生活習慣病を、発症前に直す“先制医療”を医学会総会会頭(2015)として唱導された井村裕夫前理事長(日本学士院前院長)により「健康加齢医学振興財団」と改称されました。健康長寿を妨げる病気をゲノムにも作用する栄養や最先端の再生医療などで未然に防げる健康加齢医学の振興により多くの人の健康寿命を延ばす道を拓く事が切望されます。
健康寿命の延伸を目標とし基礎・臨床医療を推進する為、顕彰・助成事業に尽力する本財団の御支援を心からお願いします。
公益財団法人 健康加齢医学振興財団
理事長 家森 幸男
財団の主な 活動
(公財)健康加齢医学振興財団の主な活動を紹介します。
健康加齢医学振興財団は、加齢と加齢による疾患の成因、治療、予防などの研究に対して援助・支援を行って、これら研究の振興を図り学術の発展に寄与することを目的とした公益財団法人です。その目的を達成するために、下記の3つの事業を中心に活動しています。
寄附のお願い
みんなで築こう健康長寿社会
現在我が国では急速に少子高齢化が進んでおり、出生率と高齢化の比率は世界一となっています。しかも、政府は巨大な公的債務を抱えており、今回の新型コロナ・ウイルス感染症対策で、それは一層増加していて、研究費の増加は難しい状態となっています。
そうした中で何よりも大切なことは、一人でも多くの人が健康な長寿を全うできるよう努力することにあることはいうまでもありません。しかし同時に周囲の人々の健康への努力を支援すること、自助とともに共助も、また極めて重要であります。
財団では、健康な加齢の過程を解明し、それとともに発症する病気の防止の研究を推進することによって、少しでも社会のお役に立ちたいと考えています。この財団の目指すところをご理解頂き、ご寄附賜りますようお願いいたします。
以上の趣旨に賛同し本財団に対して支援資金をご援助頂く場合は、下記の(寄附通知書)からプリントアウトのうえ、所要事項を記入し、財団事務局までご送付くださいますよう併せてお願い申し上げます。
なお、お寄せいただきました寄附金については、法人税法、又は所得税法上の優遇措置が受けられますので詳しくは、下の(寄附金控除について)でご覧ください。